■橋の上で見た「光の戦士たち」のオープニングに感動

 話を『FF1』を最初にプレイしたときに戻すと、ファミコンにカセットを差して電源を入れると、クリスタルを手に光の戦士として世界に降り立ったことが知らされます。

 正直なところ、イラストもゲームタイトルも出ないシンプルすぎるプロローグには少々ガッカリしましたが、ガーランドにさらわれた王女様を助け、新たな冒険に出ようと橋を渡ったところで突然画面が切り替わり、真のオープニングがスタート。

 ゲーム開始後、けっこうたってからFFのメインテーマが流れ出し、物語の幕開けを告げるメッセージが現れ、ゲームタイトルが表示される……そんなドラマチックなオープニングシーンです。こうした粋な演出こそが、私を『FF』のとりこにしていった部分なのかもしれません。おそらくこのときメインテーマを聴いて感動したのは、私だけではないはずです。

戦闘シーンのアクションは見ているだけで楽しかった

 33年前、「クリスタル」や「光の戦士たち」といったキーワードにワクワクさせられた壮大な冒険……。これらの要素はのちのシリーズにもしっかりと受け継がれ、今も忘れられることなく現在進行系で続いていることを、うれしく思います。

(ふたまん編集部)

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『ファイナルファンタジー』懐かしのゲーム画面