■ネタにされがちな『燃えプロ』も大ヒット!

 ほかにもファミコンソフトの累計売り上げを見てみると、意外にも思えるゲームが上位にランクインしていたりもする。今では「愛すべきクソゲー」などと呼ばれている『燃えろプロ野球!!』が158万本をセールス。同じ年に発売された『プロ野球ファミリースタジアム'87』(130万本)よりも売れていたのは、やはり発売当時の『燃えプロ』の話題性の影響が大きかったのかも。

 それに雑誌などとタイアップしていたキャラゲーも強い。ハドソンの『忍者ハットリくん』は150万本を売り上げ、数字だけ見ると『ドラクエ』と同等。『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大魔境』(125万本)、『ドラゴンボール 神龍の謎』(125万本)、『ドラえもん』(115万本)、『ファミコンジャンプ 英雄列伝』(110万本)、『キン肉マン マッスルタッグマッチ』(105万本)などもミリオンを超えるセールスを記録している。

 今では一部ビッグタイトルを除くと、単体のゲームでミリオンヒットを飛ばすのはかなり難しいのが現実。「遊びの多様化」が進んだこともあるのかもしれないが、小さなゲームメーカーにとっては、それだけ厳しい時代なのかもしれない。

(ふたまん編集部)

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