芸術的「ドット絵」の衝撃! スーパーファミコン版『タクティクスオウガ』をベストに挙げたい理由の画像
スーパーファミコン『タクティクスオウガ』(編集部撮影)
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 Nintendo Switch版『ファイアーエムブレム 風花雪月』の発売から1年がたち、「そろそろ新しいシミュレーションRPGを……」と探していたところ、PCで発売されたばかりのインディーズゲーム『Fell Seal:Arbiter's Mark』というゲームを発見。クォータービュー視点かつドット絵で描かれたキャラ……このゲーム画面を見てスーパーファミコンの傑作『タクティクスオウガ』を思い出したのは、おそらく私だけではないことでしょう。

SFC版『タクティクスオウガ』タイトル画面

 1995年にクエストが発売したSFC版『タクティクスオウガ』は、自分にとっては「シミュレーションRPG好き」を決定づけたソフトであり、いまだにこよなく愛するゲームソフトです。同作を手がけたのは、のちにスクウェアで『ファイナルファンタジータクティクス』や『ベイグラントストーリー』を生み出す松野泰己氏でした。

 前作の『伝説のオウガバトル』から続く「オウガシリーズ」の2作目にあたりますが、重厚なストーリーと美しすぎるドット絵、臨場感あふれるBGMなど、前作をはるかに上回る壮大なスケールととてつもない完成度の高さ!

 ちなみに「オウガバトルサーガ」シリーズには全8部作の構想があり、『タクティクスオウガ』はその第7章に該当。シリーズ1作目の『伝説のオウガバトル』が第5章で、NINTENDO64で発売された3作目『オウガバトル64』が第6章となります。いわゆる映画『スターウォーズ』的な展開ですが、外伝を除くとこの3作品しか発売されていません。

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