■いまだに愛される“伝説のクソゲー”

 今でこそ初代『燃えプロ』は、愛すべき“伝説のクソゲー”として認知されていますが、当時は158万本も売れた大ヒットタイトルです。そのおかげで『燃えプロ』はシリーズ化され、後継作品では選手の調子を示すバイオリズムの概念や、プレイ内容が評価される得点制度を取り入れたりと、斬新なシステムを導入。それと同時に、野球ゲームとして“普通に遊べる”ゲームになっていきます。

 ただ、初代『燃えプロ』をいろんな意味で堪能した側から見ると、こなれたゲームに進化するたびに、どこか寂しさを感じる面も……。個人的には、王道の野球ゲームは『ファミスタ』や『パワプロ』に任せて、『燃えプロ』だけはいつまでも破天荒な野球ゲームであってほしかったという勝手な想いもあったりするのです。

(ふたまん編集部)

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