お気に入りチームのキャップをかぶった野球少年も多かった昭和の時代。投打の駆け引きがアツかった“ファミスタ”こと『プロ野球ファミリースタジアム』(1986年発売・ナムコ)の登場で、ひいきチームの選手たちを操作できる野球ゲームの歴史が始まりました。それ以降、ファミコン、スーファミ世代の野球好きなら、一度くらいは『ファミスタ』や『実況パワフルプロ野球』(コナミ)などを遊んだ記憶があるのではないでしょうか。
そんな懐かしの野球ゲームトークで盛り上がっていると、必ずと言ってもいいほど話題に上がる“伝説のタイトル”があります。それこそが今からちょうど33年前の1987年6月26日に発売されたファミコンゲーム『燃えろ!!プロ野球』(ジャレコ)……通称「燃えプロ」です。
これまで数多くの野球ゲームがリリースされてきましたが、ファミコン時代に『燃えプロ』が与えた強烈なインパクトは、令和の時代になっても語り継がれるほど! 野球ゲームと思いきや、実はとんでもない理不尽アドベンチャーゲームだった『プロ野球? 殺人事件!』(カプコン)と並び、究極の「イジられ野球ゲーム」として記憶している人も多いはずです。