エンターテイナー・小野Dの本領発揮！
小野大輔による「AIR・D」パートは、テクノポップなダンスナンバー『UNIVERSAL GRAVITY』でスタート。ダンサーたち“チームD”の4人と息の合ったパフォーマンスを見せる。MCでは「今日は皆さんを宇宙の旅へとお連れしたいと思います」と宣言。紫の地色にラメで銀河が描かれたド派手なスリーピースをサラリと着こなし、ステージ上に衣装のラメが落ちていることに気付けば、「ステージに星屑をまく男、それが小野Dです」と笑いを誘う。
ドラマチックなサウンドと小野の力強い歌声に体が熱くなる『Firebird』。チャーミングな『cell "D" ～funky alien～』では、2021年春のライブツアーからチームDの仲間となった、“もすくん”も登場。小野＆チームDの全員が明るい笑顔とコミカルな振付で楽しませてくれた。
「僕は星をテーマにした曲をたくさん作っていますが、星を見ている人は上を見ているんですよ。歌うことで僕も上を向けますし、皆さんも未来に進む力を受け取ってくれていたら、嬉しく思います。この2021年を振り返ったとき、けして無駄じゃなかった、幸せだったと思えるように、最後にこの曲をお届けしたいと思います」
そんな貴い願いを込めて最後に歌われたのは、アコースティックギターの懐かしい音と、深く響く小野の歌声で始まる『Dear』。暗闇の中でも希望を諦めず、一緒に歩もうという彼の心が染みこんでくるようだった。
心に優しく寄り添う梶原岳人のハイトーンボイス
ホストメンバー２人の次は、ゲスト・梶原岳人の「GAKUTO JET」パートへ。気合をみなぎらせる梶原の１曲目は、the pillowsの名曲をカバーした『Funny Bunny』。MCでは「大好きな先輩方と一緒にライブができること、本当に嬉しく思っています！」と、先輩たちを慕う気持ちをまっすぐに語ってくれた。
「僕は基本的にいつも悩んだり考えごとをしているタイプなんです。そんな時に大好きなドライブをするとすごく気持ちが休まるし、必ずあるのが音楽なんです。僕の歌も、皆さんの背中をズドーンと押すというよりは、そっと寄り添って背中をさするくらいの柔らかい感覚を与えられたらいいな、心がちょっと軽くなるような歌を届けたいなと思ってます。今日も皆さんの心に温かいものが届いたらいいなと思ってますので、ぜひ最後まで楽しんで聞いてください」
２曲目の『魔法が解けたら』は、梶原の繊細なハイトーンボイスを堪能できる一曲で、まさに心に優しく寄り添ってくれる響きだ。そして最後は、「皆さんに少しでも何か届くように歌います」と話す梶原自身のがむしゃらな切実さが伝わってくる『A Walk』。アーティスト・梶原岳人の多面的な魅力が伝わるひとときとなった。
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