■バラバラになった仲間たちを見つけだす!

 本作は、タイムマシンのトラブルでドラえもんとはぐれてしまった「のび太」「しずかちゃん」「スネ夫」「ジャイアン」の4人を見つけだすのが目的。さらにドラえもんの四次元ポケットまで故障してしまい、頼みの綱の「ひみつ道具」まで各ステージに散らばってしまいます。そこでドラえもんはひみつ道具を回収しながら仲間たちを捜索する……といったストーリーです。

 少々目の痛くなるタイムマシンの画面からゲームスタート。ステージ1の「開拓編」は、映画『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』がモチーフ。

1面はトップビューのステージを冒険!

 映画でもおなじみの「トカイトカイ星」の近代的な建造物を、美しいトップビューのグラフィックで表現。「マンホール」から入ることができる地下に行ったり、ボス戦になるとサイドビュー画面に切り替わります。

 ドラえもんの武器は「ショックガン」「空気砲」「強力うちわ」の順にパワーアップし、威力は2倍、3倍と強くなる仕様。また「連射ドリンク」というアイテムを取ると、初期状態では単発式の攻撃が、最高4連射まで可能となります。

 何もない(画面上では見えない)ところに攻撃を当てて、隠されているアイテムやマンホールなどを見つけだす仕組みでした。

 ステージ1は、トカイトカイ星からコーヤコーヤ星に移動すると難易度が急上昇。敵も弾を撃ってきたり、蛇のような敵が素早く画面を飛び回ったりと、かなり手ごわいステージでした。初期のファミコンソフトらしく、『ドラえもん』の難易度はそれなりに高かった印象です。

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