ファミコンゲーム3本分の面白さを凝縮!? ハドソン版『ドラえもん』に感じた「底しれぬ原作愛」の画像
ファミコン『ドラえもん』(編集部撮影)
『ドラえもん』懐かしのゲーム画面

 1986年12月13日、ハドソンからファミコン用ソフト『ドラえもん』が発売。明日でちょうど発売から34周年を迎えます。『ドラえもん』ゲームといえばエポック社のイメージが強いですが、こちらは「ハドソンのドラえもん」。カセットの色から「白ドラ」と呼ばれたりもします。当時の『ドラえもん』人気も相まって、ソフトの売上本数はなんと約115万本を記録。ミリオンセラーを達成している怪物ソフトなので、ファミコン世代ならどこかで遊んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。

ファミコン『ドラえもん』タイトル画面

 本作のゲームシステムは、比較的初期のファミコンソフトとしては斬新なもの。各ステージごとにゲーム内容がガラッと変わります。

 ステージ1はトップビューのマップを冒険しながら、時折サイドビューに切り替わるアクション面。ステージ2はシューティングゲーム面で、ステージ3は画面切り替え方式のサイドビューのアクションゲームパートとなります。

 ステージ数は全3面と控えめですが、まるで異なる3本のゲームを遊んでいるようなバラエティに富んだステージ構成はすごく魅力的でした。

 そして各ステージは『ドラえもん』の劇場版作品である『のび太の宇宙開拓史』『のび太の大魔境』『のび太の海底鬼岩城』をモチーフに設計。ドラえもんフリークなら敵キャラや背景などを見て「おっ!?」と気づく部分がたくさんある、こだわりの作りになっています。

 もちろん「どこでもドア」や「スモールライト」など、誰もが知っているひみつ道具も登場するので、とにかく『ドラえもん』らしさがギッシリ詰まった作品でした。

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