■臨場感あふれるメカ・アニメーション!

 本作のアニメーションが用いられている部分は、女の子のシーンだけではありません。日常的な移動シーンにおける背景やキャラクターの動き、メタルスレイダーの地下工場へと降りるエレベーターなど、至るところで見ることができます。

登場メカも細部までしっかり描かれている

 そしてメタルスレイダーの登場シーンは、やっぱりファミコンとは思えない臨場感あふれる動き。とくに戦闘シーンの動きは、SFファンや、メカ好きにとってはたまらない代物です。

 ちなみに『メタルスレイダーグローリー』の戦闘は、選んだ選択肢によって攻撃に使う武器を切り替えたり、僚機に指示を出したりとさまざまな戦い方ができるのも特長。ちょっとしたリアルタイムバトルっぽくなっていますが、難易度は低いのでアクションゲームが苦手な人でも安心です。

 ゲームジャンル的にはメタルスレイダー「グローリー」をめぐるロボットSFアドベンチャーで、正直なことを言えばコマンドの総当たりでクリアは可能。このように紹介すると「一本道で単調なゲーム」と思われるかもしれませんが、美しいグラフィックと目を見張るようなアニメーションのおかげで、ぐいぐいと物語と世界観に引きこまれていくのです。

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