■やはり双子の兄弟が圧倒!
第2位(16%)にランクインしたのは、1983年発売の『マリオブラザーズ』。ファミコン本体の発売の2か月後にリリースされた作品で、マリオと双子の弟のルイージが活躍するアクションゲーム。下水管から現れた敵を床の下から突き上げて気絶させ、その状態で蹴り落として退治していくゲーム内容だった。
また『マリオブラザーズ』といえば、2人同時プレイができる点も魅力のひとつ。友だちと協力しながら敵を倒していくのが本来の遊び方のはずだが、マリオとルイージにはお互い当たり判定があったので、上から降りてくる相手を下から突き上げて邪魔をしたり、敵が気絶させた敵をわざと起こしたりと、いわゆる対戦ゲーム的な“殺し合い”が大流行した。
そして第1位(22%)に輝いたのは、1985年に発売された横スクロールアクションの金字塔『スーパーマリオブラザーズ』。ファミコン史上1位の圧倒的な売り上げ本数681万本を記録し、当時社会現象だったファミコンブームを牽引するとともに“マリオ”の知名度を一気に引き上げたソフトとしても有名だ。
Bボタンでダッシュ、Aボタンはジャンプというシンプルな操作で、ひたすら右端にあるゴール地点を目指すというゲーム内容は単純明快。しかし、それだけではなく土管に入ってワープしたり、フィールドのあちこちに隠されたアイテムを見つけたりと、やりこみがいのある要素も満載。ほかにも特定の場所でノコノコの甲羅を踏みつけることで1UPが連続する、いわゆる「無限増殖」のようなテクニカルな裏技があるのも印象的だった。
結果的に1位から3位までマリオ関連の作品が独占する結果に。『スーパーマリオブラザーズ2』だけがランク外になってしまったのは、やはり難易度の高さとディスクシステムのソフトだったことが影響したのかもしれない。6位以降にランクインした作品もファミコンを代表する任天堂の名作ぞろいなので、こちらも気になる人はチェックしてみてほしい!
(ふたまん編集部)