『全ファイナルファンタジー大投票』もし「名シーン総選挙」があったらFF5「ガラフVSエクスデス」に決まり!の画像
スーパーファミコン用ソフト「ファイナルファンタジー5」
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 どうも、お笑い芸人のヤマグチクエストです。2月29日夜、NHK-BSプレミアムで『全ファイナルファンタジー大投票』という番組が放送されます。

 この番組は名作RPG『ファイナルファンタジー』のシリーズ作品57、キャラクター約3300、ボス&召喚獣4400、音楽2900曲の中からそれぞれのカテゴリごとに自分の好きなものを選んで投票し、その結果を発表するという企画です。

 ファイナルファンタジーを一通りやってきた僕ですら「え、そんなにあったの!?」と思うほど膨大なデータベースから、どれか1つを選んで投票するというのはあまりにも酷でしたが、なんとか投票をしてきました。(投票はすでに締め切られています)

 どんな結果になるのか、人気ナンバーワンのシリーズ作品はなんなのか、非常に気になるところですが、私はもっと知りたいランキングがあります。

 それは、「みんなが一番好きなFFの名シーンはどこなのか!」についてです。

 FFはドラゴンクエストと違い、主人公がめちゃくちゃしゃべることでもおなじみですが、そのおかげでキャラクターの個性が非常に際立っており、作品ごとに名シーン、名言がゴロゴロあります。

 そこで今回は、FFの名シーンに関する投票があったとしたらと仮定して、私が思う「ナンバーワン名場面」についてご紹介させていただこうと思います。(ゴルベーザ「いいですとも!」)

■ベタかもしれないけど、やっぱり1位はこれだろ…

SFC版「ファイナルファンタジー5」より

※以下、ファイナルファンタジーに関してのネタバレを含みます。

 

 こういった記事を書くとき、私は「人とは違う感性を持っていると思われたい」というよこしまな気持ちで、FF2の「ヒルダに化けたラミアクィーンがフリオニールを誘惑するシーン」とか言ってしまうような人間でしたが、今日のところはグッとこらえて真剣に書きます。

 私の世代ではFF7とFF10の人気が非常に高く、クラウド・ティーダの両主人公は特に人気がありました。かわいそうな人が好きなのでしょうか。

 そのため友人同士で名シーンについて語るときは決まって、
「忘らるる都」
「ジェクト」
「世界一ピュアなキス」
 などといった単語が出てくるのですが、それでも結局「これが最強だわな」と議論が終結してしまうほどの名シーンがあります。

 それは、かの有名なFF5の「ガラフVSエクスデス」です。

 どんなシーンなのかを説明する前にまず、FF5の冒頭をさらっと説明します。

 物語は、風、水、火、土の4つのクリスタルによって支えられている世界から始まります。ある日、とある城の近くに隕石が落下しました。近くの森で野宿をしていた主人公・バッツが道中で助けた王女・レナとともに様子を見に行くと、隕石から謎の老人が現れました。

 その老人こそが「ガラフ」です。

SFC版「ファイナルファンタジー5」より

 こうして、物語の序盤も序盤からパーティに加入してくれるガラフは、見た目とは裏腹?に力と体力の伸びが良い前衛タイプのキャラクターです。

 また登場時、彼は隕石の衝撃で記憶を失っているのですが、そのことで落ち込んでいたり、暗くなっていたりするわけでもなく、
ガラフ「だれじゃ!海賊船を盗もうなどと言い出したやつは!」
バッツ「おいおい、じいさんあんただろ」
ガラフ「うっ……頭がいたい!記憶そうしつじゃ!」
 と自分の記憶喪失を武器に場を和ませるおとぼけナイスガイでもあります。

SFC版「ファイナルファンタジー5」より

 シナリオ的には物語全体が割と暗くなるはずのFF5ですが、キャラクターのセリフ回しやコミカルなリアクションで明るい雰囲気を醸し出している節があります。(そこが好き)

 ガラフはその最たる例で、コミカルなやりとりがとても多いことも特徴です。

 対するエクスデスは「ファファファ」と笑うFF5のラスボスです。すいません、ラスボスのネタバレをしてしまって。FF5はストーリーが少し複雑で、言いすぎるとネタバレになってしまうのでとても難しいのですが、自身を封印した風、水、火、土の4つのクリスタルを破壊し、復活を企んでいる悪いヤツ(しかも不死身)という認識で大丈夫です。

ガラフの正体は「暁の4戦士」のガラフ王

 そして物語の中盤、結果ラスボスとなるエクスデスという強敵にひょうきんなおじいちゃん1人で立ち向かうことになるのです。

 ……勝てるわけないですよね?

 相手はラスボス、こっちは物語の中盤くらいの強さのキャラ(しかも1人)、しかも相手「不死身」とか言ってますからね。

 しかし、だからこそ!

 このシーンは本当に泣けるんです。

「ビッグブリッジの死闘」など、中盤は名シーンの宝庫
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