『キャプテン翼』若林源三に『シュート!』白石健二、『ブルーロック』我牙丸吟も…少年サッカー漫画に登場する「最強の日本人GK」は誰だ?の画像
「POP UP PARADE 若林源三」(グッドスマイルカンパニー)©高橋陽一/集英社

 世界中が注目する「FIFAワールドカップ2026」。日本代表の挑戦は残念ながら決勝トーナメント1回戦で終わってしまったが、まだまだ熱戦は続いている。

 今大会の日本代表において、ゴールキーパー(GK)・鈴木彩艶選手が見せたビッグセーブに胸を熱くした人は多いだろう。ゴールを死守する守護神はリアルの世界だけでなく、サッカー漫画においても頼もしい存在だ。

 そこで今回は、鈴木選手のように日本のゴールマウスを託すにふさわしい、サッカー漫画に登場する日本人GKをタイプ別に挙げていこう。

 

※本記事には各作品の内容を含みます。

 

■【チームを牽引する存在】絶対的な守りでチームを鼓舞する天才『キャプテン翼』若林源三

 サッカー漫画の金字塔『キャプテン翼』(高橋陽一氏)に登場するのが、天才GKの若林源三だ。彼は小学生のころから専属コーチがいるほどの英才教育を受け、卒業後は西ドイツ(当時)に留学し、名門ハンブルグへ入団した。

 若林の最大の特徴は、「ペナルティエリア外からのロングシュートは絶対にゴールさせない」という鉄壁の守備力にある。作中での活躍シーンは限られているが、中でも「ジュニアユース編」での西ドイツとの決勝戦での活躍には目を見張るものがあった。

 この試合で彼は、西ドイツの若き皇帝カール・ハインツ・シュナイダーが放った必殺シュート「フャイヤーショット」を何度も防ぐ。DF陣すらボールが見えないほどの威力を誇るこのシュートを、がっちりと両手でキャッチするのである。

 前半終了間際には、至近距離から放たれたシュナイダーのファイヤーショットを受けても、瞬きしないほどの集中力を見せた。さらに、チームの中心的存在である主人公・大空翼がアクシデントで倒れ、仲間が動揺した際は、大声で檄を飛ばして落ち着きを取り戻させるなど、卓越した統率力も発揮した。

 絶対的な守りでチームに絶大な安心感をもたらした若林は、仲間をけん引する理想の守護神といえそうだ。

■【闘魂型の守護神】熱い気持ちでゴールを死守!『シュート!』白石健二

 名作『シュート!』(大島司氏)に登場する白石健二は、いわば闘魂型のGKだ。彼は掛川高校の守護神として、1年からレギュラーを任されていた。

 短気で喧嘩っ早い一面もあるが、気迫あふれるプレーでチームを後ろから鼓舞する。そして、シュートを止めたあとは素早く前線にボールを送り、主人公・田仲俊彦や平松和広と連携した「トリプルカウンターアタック」の起点となる役割も担っている。

 作中、白石は類まれなる反射神経を武器にビッグセーブを連発。中でも代表的なのが、「ムーンサルトセーブ」なるダイビングセーブだ。時には強烈なPKを顔面(頭突き)で止めるなど、文字通り体を張って泥臭くゴールを守り抜く。

 その熱い魂を持った彼のスタイルは、精神面でもチームを引っ張る闘魂型の守護神そのものである。

■【抜群の攻撃型GK】規格外の身体能力で窮地を救う!『ブルーロック』我牙丸吟

 最強ストライカーを育成するプロジェクトを描く『ブルーロック』(原作:金城宗幸氏、作画:ノ村優介氏)からは、途中からGKに転向した我牙丸吟を推したい。

 我牙丸はGKへの高い適性を見出され、その飛び抜けた身体能力から幾度となくスーパーセーブを見せてチームの窮地を救う。もともとストライカー養成プロジェクトの参加者であるため、足元の技術も見事なものだ。

 特にU-20代表との試合で見せたセーブは圧巻だった。2-3と1点ビハインドの状況で、さらに追加点を取られると敗北は免れないという場面。

 相手FW・士道龍聖の強烈なシュートに対し、我牙丸はゴール右下へのシュートだと読んで飛びつく。だが、ボールの軌道は右上。絶体絶命のピンチであったが、彼はその瞬間、とっさに右手を地面に付き、逆立ちの姿勢「鯱(シャチホコ)」をとって、右足でブロックするという離れ業を見せた。これがきっかけでブルーロックチームはカウンターを決め、同点に追い付くのである。

 規格外の身体能力でチームの窮地を救っただけでなく、攻撃の起点にもなった我牙丸は、まさに新時代の攻撃型GKといえるだろう。

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