ファイナルファンタジーの「秀逸すぎるミニゲーム」3選 『FF8』トリプルトライアド、『FF9』ここほれチョコボ、『FF10』ブリッツボールに夢中になった日々を回顧の画像
プレイステーション版『ファイナルファンタジー8』パッケージより
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 幅広い世代から愛されている、国民的RPG『ファイナルファンタジー』シリーズ(スクウェア・エニックス)。本日18日には『STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN(ストレンジャー オブ パラダイス ファイナルファンタジー オリジン)が発売されるなど、話題に事欠かない人気シリーズだ。

 魔法や召喚獣などが存在する世界観で繰り広げられる『FF』シリーズのストーリーに、多くの人がワクワクし、時に涙を流してきたことだろう。

 そんな壮大で魅力的な物語のかたわらで、進行を忘れて熱中してしまうほど作りこまれたミニゲームが存在するのも同シリーズの特徴。ミニゲームをやりこむことで手に入る、ストーリー攻略に役立つアイテムを求める人から、収集癖にかられて報酬をコンプリートしないと気が済まない人まで、多くのプレイヤーを魅了したであろうミニゲームから、個人的にお気に入りのものをご紹介したい。

■トリプルトライアド(カードゲーム)『ファイナルファンタジー8』

『ファイナルファンタジー8』タイトル画面(Steam版『FF8リマスター』より)

「僕は興味がなくて……」と言うバラムガーデンにいる男からモンスターのカードを譲り受け、ストーリー序盤から楽しむことができる『FF8』に登場したミニゲーム。上下左右に数字の書かれたカードをお互い5枚ずつ持ち寄り、3×3の計9マスのボードに配置。相手カードの位置に対応した数字の大小で勝負するのが基本ルールのカードゲームだ。

 街の住民やストーリーにかかわりのある人物は、キャラクターや召喚獣の絵柄が描かれたレアカードを出してくることもあり、そのカードを奪い取るまで何度も挑戦したことが忘れられない。

 そして、このゲームをより難しくさせる要素が、街ごとに存在する「セイム」や「プラス」などのローカルルール。ただ強いカードを集めて出せば勝てるワケではない一筋縄ではいかない部分も、トリプルトライアドの魅力の1つだった。

 中でも「ランダムハンド」は、所持しているカードから自動的に5枚が選ばれるルール。かなり運に左右される内容だけに難しく、大切なカードを奪われて泣く泣くリセットしたプレイヤーも多いのではないだろうか。

 また、キャラクターカードを所持している人物も面白く、ストーリー上では親子で大ゲンカするリノアの父親が娘のカードを持っていたり、スコールのカードを所持しているのがラグナなのも関係性が見えてほほ笑ましい。

やればやるほどアツくなるカードゲームだった(Steam版『FF8リマスター』より)
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