■「心配いらん、無限バンダナだ」(プラント編)
拘束されていた場所から脱出し、雷電は素っ裸の状態で超巨大兵器アーセナルギアの内部を進行。その先にはスネークが待っていた。雷電に装備一式を渡し、必要なら弾も渡すと言う彼に、雷電が「あんたの弾は?」と聞くと、スネークは自分のバンダナを指し「心配いらん、無限バンダナだ」と言い切った。
“無限バンダナ”とは、前作『メタルギアソリッド』で登場した、特定の条件を達成すると開放されるクリア特典のこと。装備中はすべての武器の弾薬が無限になる。
いわばメタ的な要素なので、前作をやりこんだ人へのサービスと、実戦経験に乏しい雷電を安心させるために言った冗談を兼ねているのかと思いきや、後の戦闘では本当に無限に弾を撃ち続けている。
このときのスネークは、潜入用のスーツに拳銃と自動小銃が一丁ずつとなかなかの軽装で、弾倉を入れるポケットらしきものはあるが、それも数える程度しかない。主人公を援護するキャラクターは銃を無限に撃てるというゲームではよくあるお約束を、“無限バンダナ”によって物語に落としこんだとも考えられる。
前作にもあったアイテムだから、本作に無限バンダナが出てくることに違和感はない。現実的に考えるとおかしいが、メタルギア的に考えると正しい。そんなところだろうか。