■ワールド4-6:ランビといっしょ

巨大なハチや蜂の巣モチーフのステージ自体も怖かった

 ここは蜂の巣をモチーフにしたステージで、“ジンガー”という蜂がはびこる中を進んでいく。巣の中でこちらを見ている蜂の子どもを背景に、ハチミツをつたって壁を移動するという比較的穏やかな構成なのだが、本ステージの本質は中~後半に凝縮されていた。

 中盤、道中にはアニマルフレンドの1人である“ランビ”に変身可能なタルがあり、そこから道なりに進む。ランビは踏みつけるだけでなく角を使った攻撃もできるので、変身中はジンガーなどの敵も瞬殺できる。

 しばらく下に降りていくと、これまで遭遇してきたものの5倍はあるであろう巨大なジンガーと遭遇。それまで大人しかったBGMが一転、テンポが速い、激しい曲調に変化し、探検気分で遊んでいたステージが一瞬で強制スクロールの追いかけっこになる。

 巨大ジンガーの動きは鈍いので、ふつうに移動していれば追いつかれることはない。しかし、その見た目のインパクトは強烈で、遭遇時に一瞬映った巨体が脳裏にちらついて焦ってしまう。道中には踏んでも倒せない赤いジンガーが行く手を阻んでくるので、なおさらキツイ。

 巨大ジンガーは名前を“キングB”といい、じつはワールド4のボスでもある。キングBとの戦いでは、プレイヤーはオウムの“スコークス”となり、ディディーやディクシーとは異なる操作感で戦わなくてはならなかった。キングBは強く、ボス戦の難易度は高い。通常ステージとこのボス戦の両方がトラウマになっている人もいるかもしれない。

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