■時代を先取りした大人向けのゲーム?

 ちなみにラウンド2もプレイしてみましたが、残機がなかったこともあって3つ工場を破壊したところでゲームオーバー。空母があっという間に撃沈され、「ラウンド1は練習ステージだったのか!?」と思えるほどの難易度の高さでした。

6つ目の工場を破壊した直後の記念写真

 36年越しにラウンド1をクリアすることはできましたが、当時小学生だった自分にクリアできたかと言われると正直難しかったと思います。

 操作の難度、島と工場の位置の把握、自機の爆弾とダメージ管理、空母の防衛、工場を破壊するか撤退するかの判断など、同時にやらなくてはならないことが非常に多い! 

 一応『バンゲリングベイ』はシューティングゲームにカテゴライズされているようですが、やることは「リアルタイムストラテジー」に近いかもしれません。当時、多くの小学生が攻略を諦めてしまった理由も分かりますし、ゲーム内容を理解できないばかりに「クソゲー」のレッテルを貼る声があったのも仕方がないのかもしれません。

 しかし当時投げ出した小学生も、情報が簡単に手に入る今なら私のようにラウンド1程度はクリアすることができるはず。もし『バンゲリングベイ』というゲームにトラウマや心残りがある方は、これを機に再挑戦してみてはいかがでしょうか!?

文・山口和則

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『バンゲリングベイ』懐かしのゲーム画面