プレステ版『ときめきメモリアル』25周年、ただのキャラものではない”ゲーム性”を振り返る【ヤマグチクエスト・コラム】の画像
画像は1995年10月13日発売のプレイステーションソフト『ときめきメモリアル~Forever with you~』
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 どうも、お笑い芸人のヤマグチクエストです。本日、10月13日はプレイステーション版『ときめきメモリアル~Forever with you~』の25周年記念日です。もはや説明不要の金字塔タイトルである本作。ゲームに触れたことがなくとも「かわいい女の子が出てくる恋愛モノ」であるというぐらいの知識は誰しも持ち合わせているであろうほどの知名度を誇り、美少女ゲームというジャンルを一般向けに広めたという点においてだけでも歴史的な名作であると思います。

 もともと、PCエンジンで1994年に発売された『ときめきメモリアル』は、まだ恋愛シミュレーションゲームというジャンルが一般的でなかったにもかかわらず大ヒットを記録し、本作の登場以降、同ジャンルのソフトがどんどん増えていきました。言ってしまえば、RPGを広めた『ドラゴンクエスト』と同じようなイメージです。

PS版『ときめきメモリアル~forever with you~』OPムービーより

「美少女ゲーム」と聞くと、男の人が遊ぶものというようなイメージもあるかもしれませんが、ときメモシリーズに関しては女性プレイヤーも確実に存在しており、その証拠に「ガールズサイド」という主人公の女の子が男性キャラを攻略していくバージョンもあります。僕は「ガールズサイド」もプレイしておりますが、男女の違いはあれど同じゲーム性で遊べる上、「ああ、女の子はこういうのに弱いのかもなあ」と第三者目線で楽しめるので、意外とオススメです。守村くん、最高。

 さて、本題に戻りますが、みなさまは『ときめきメモリアル』にどのようなイメージがあるでしょうか。かわいい女の子と恋愛をするゲーム、ということでもしかしたら敬遠している人もいるかもしれませんね。

『ときめきメモリアル』プレイ画面より。最初はデートにこぎつけてもつまらなそうな顔しかされない

 しかし、僕が思うに本作の女の子との会話イベントは要素の1つでしかなく、最大の魅力はいかに自分を磨き、お目当てのヒロインとのグッドエンディングを迎えられるか、というゲーム性にこそあると思うのです。マンガで言えば、どんなにキャラクターがカッコよくとも、ストーリーや設定に魅力がなかったら面白くはないですよね。どちらも結果としてキャラクターへの愛情が増していくことになるのですが、それと同様に「ときメモ」もかわいい女の子、だけでは歴史的名作という名声を得ることはできなかっただろうと思います。

 そこで今回は、「ときメモ」が国民的美少女ゲームとなった理由の1つでもあるゲーム性についてお話していこうと思います。

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