『マリオブラザーズ』『アイスクライマー』『ファミリースタジアム』などなど、ファミコンには対戦要素のあるゲームが無数に存在しますが、思わず「最高!」と言いたくなるくらい熱くなった対戦アクションゲームが1990年10月12日に登場。明日でちょうど発売から30周年の節目の年を迎える、ファミコン版『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』(テクノスジャパン)です。
同作は『熱血硬派くにおくん』から始まった、いわゆる「くにおくんシリーズ」の作品で、ファミコンでは5作目にあたります。このシリーズは先に『熱血高校ドッジボール部』や『熱血高校ドッジボール部サッカー編』といった対戦スポーツゲームが人気を博しましたが、本作のモチーフは「運動会」となっています。
今回のストーリーは、過去作『ダウンタウン熱血物語』で冷峰学園の前生徒会長「やまだ」の起こした不祥事を詫びるため、冷峰の新生徒会長「とうどう」が親睦を深めるために大運動会を企画。くにおくんのいる「熱血高校」を始め、「花園高校」「各校連合」を含めた4校合同で、健全なスポーツで競い合おうという内容でした。しかし、実はこの大運動会は「とうどう」のたくらんだ策略で、とんでもない競技を通じて目ざわりな各校をつぶそうとする悪辣なワナだった……という物語です。