挟まれて死ぬ恐怖…ファミコン初期の個人的トラウマゲー『デビルワールド』の思い出の画像
ファミコン『デビルワールド』(編集部撮影)
『デビルワールド』懐かしのゲーム画面

 今年で『スーパーマリオブラザーズ』は35周年を迎えましたが、明日ひっそりと発売36周年を迎えるのがファミコン『デビルワールド』(任天堂)です。1984年の10月5日……ファミコン発売の翌年にリリースされたソフトなので、本体と一緒に購入した最初のゲームが『デビルワールド』という人もいるかもしれませんね。

ファミコン『デビルワールド』タイトル画面

 任天堂らしいカワイイ怪獣のようなキャラが迷路を駆け回り、ステージ上に落ちているドットを全部消したり、「バイブル」と呼ばれるアイテムを特定の位置にはめるとクリアという、シンプルな内容のアクションゲーム。

 もっとぶっちゃけると、ナムコの『パックマン』っぽいテイストの「ドットイートゲーム」です。ただ『デビルワールド』には『パックマン』にはない要素がいくつもあって、一番特徴的なのが「ステージが強制スクロールする点」でした。

 画面上部に親玉の「デビル」がいて、ちょくちょくヘンテコなポーズをとるのですが、これは手下の魔物に指示を出しているポーズ。デビルの指示に従って、ステージは上下左右ランダムに強制スクロールを開始します。

画面上にいるデビルの動きでどっちにスクロールするのかを判断する

 この強制スクロールが非常にやっかいな代物で、操作キャラクターがうっかり壁に挟まれると即死。自分の場合、ステージ上にいる敵に当たってミスするよりも、壁の間に挟まれて圧死するケースが圧倒的に多かった……。当時、まだ幼かった私は自キャラが壁の間に挟まれて死んでしまうのが、なぜかものすごく怖く感じました。

  1. 1
  2. 2
  3. 3