不遇ヒロインに涙!? エニックスがSFCで放った“異色の鬼畜ゲーム”『ハーメルンのバイオリン弾き』の画像
スーパーファミコン『ハーメルンのバイオリン弾き』(編集部撮影)
『ハーメルンのバイオリン弾き』懐かしのゲーム画面

 90年代前半、エニックス(現スクウェア・エニックス)が刊行する雑誌『月刊少年ガンガン』で連載されていた漫画『ハーメルンのバイオリン弾き』をご存知でしょうか。漫画家・渡辺道明氏による冒険ファンタジー作品で、主人公の勇者は楽器を演奏して敵を倒すという個性的な内容で人気に! そして1995年9月29日、その作品を原作にしたスーパーファミコンソフトも登場。ちょうど本日で、発売から25年を迎えたことになります。

スーパーファミコン『ハーメルンのバイオリン弾き』タイトル画面

 本作は横スクロールアクションゲームで全4章で構成。4章と聞くと少ない印象を受けるかもしれませんが、1章の中に複数のステージ(5~6ステージ+ボスステージ)が存在するので、実はアクションゲームとしては相当なボリュームがあります。

 ゲーム内容は、主人公の勇者ハーメルを操作して、同行するヒロインのフルートと一緒にゴールを目指すというモノ。これだけ見ると一見ふつうのアクションゲームのようですが、実際に遊んでみると『ハーメルンのバイオリン弾き』の原作漫画を読んでいない人はきっと驚くであろう“前代未聞のシステム”が採用されているのです。

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