漫画やアニメを原作としたゲーム……いわゆる「キャラクターゲーム」は“キャラゲー”などと呼ばれ、ファミコンの時代にはさまざまなタイトルが登場。その中には作品の知名度を借りただけの微妙なデキのゲームも数多く存在し、「キャラゲーに地雷アリ」と肌で感じた人も多いことだろう。しかし、そんなキャラゲーの中にも、もちろん面白いゲームはたくさん存在する。そこで今回は、ファミコンの「キャラゲーの中で一番好きな作品」をリサーチ。30代から40代の男性200名を対象にアンケート調査を実施した。(アンケートサイト「ボイスノート」協力)
第5位(5.5%)にランクインしたのは、1986年に発売された『ドラえもん』(ハドソン)。もちろん藤子不二雄の傑作『ドラえもん』をモチーフにしたアクションゲームで、劇場版アニメの「宇宙開拓史」「大魔境」「海底鬼岩城」が舞台になっている。
各ワールドごとに、まったく別作品のようなゲーム内容が特長。1面はトップビュー視点がメインのアクションゲーム、2面は強制スクロールのシューティングゲーム、3面は水中を進むサイドビューアクションゲームとなっていて、当時のゲームとしてはかなり遊びごたえのあるボリュームだった。
またドラえもんのひみつ道具はゲーム内の武器や便利アイテムとしてうまく取り入れられ、2面でジャイアンやスネ夫を救出すると、まるで『グラディウス』のオプションのようにドラえもんにつき従って援護してくれるのもユニーク。それと2コントローラーを活用する裏技が隠されていて、マイクに向かって「ドラミちゃーん」と叫んだ覚えがある人もいるのでは?