■バトルにハマる「ウォーシミュレーション」

 第4位(6%)に支持されたのは、『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』(バンダイ)シリーズ。1987年にディスクシステムで初代「ガチャポン戦士」が発売され、ファミコンでは全5タイトルが発売された。「SDガンダム」をモチーフにしたウォーシミュレーションゲームの元祖で、ここからのちに『Gセンチュリー』や『Gジェネレーション』といった作品が生まれている。

 1作目の「スクランブルウォーズ」と2作目の「カプセル戦記」は、シミュレーションゲームながら「戦闘シーンはアクションゲーム」になるという変わり種。プレイヤーの腕次第で、高コストの格上のモビルスーツも撃破できるのが痛快だった。

 個人的にはゲルググやドライセンが持っていたビームナギナタが当てやすく、友だちとの対戦プレイではとくにお世話になった記憶がよみがえる。

 第3位(9.5%)には、1986年に発売された『忍者ハットリくん ~忍者は修行でござるの巻~』(ハドソン)がランクイン。同作は、発売前から雑誌『コロコロコミック』(小学館)などで特集され、150万本を売り上げる大ヒットを記録。これは漫画原作のファミコンソフトの中では第1位のセールスとなる。

 本作は、ハットリくんならではの「さまざまな効果を持つ忍術」を効果的に活用しながら進んでいく横スクロールアクション。全16ステージの多彩なエリアを駆け抜け、ゴール地点を目指すという内容だ。アクションゲームとしての難易度はかなりのモノだったが、遊びごたえは十分! 裏技や隠し要素が満載で、雑誌で新たな情報が公開されるたびにプレイしたくなる魅力があった。個人的にはハットリくんの主題歌をアレンジしたBGMが大好きで、今でも耳に残っているほど。

 それとステージクリア時は、ハットリくんのお父さんの「ジンゾウ」が大量にチクワを投げてくるボーナスステージに挑戦。だが得点になるチクワにまぎれて、ときどき鉄アレイを投げつけてくるのは子どもながらにヒドイと思った……。

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