どうも、ヤマグチクエストです。みなさんは『デスカムトゥルー』というゲームをご存知でしょうか。
主人公を本郷奏多さんが演じる全編実写のアドベンチャーゲームなのですが、本郷さん以外にも栗山千明さん、森崎ウィンさん、梶裕貴さん、山本千尋さん、佐藤二朗さんという超豪華キャストが出演しています。さらにシナリオの脚本を『ダンガンロンパ』シリーズでもおなじみの小高和剛さんが手がけたということで話題となりました。これだけで、もうとても気になるタイトルですよね。
本作は、公式サイトに「これは映画なのか?ゲームなのか?」という文言が書かれています。プロデューサーの方いわく「ゲームファンだけでなく映画ファン、もっと言うと映画館に普段あまり行かないテレビ視聴者の方などにも楽しんでいただけるエンターテインメントコンテンツ」を目指しているとのこと。
つまり、「この役者さんが好きだ」「映画を見るのが好きだ」といったゲームへの興味とは違った角度からのユーザーにこそ遊んでもらいたいと思って作られた作品ということでしょう。
本作『デスカムトゥルー』はゲームだけど「映画的な表現」にこだわったからこそ実写という手法をとったのだと思うのですが、みなさん「実写ゲーム」に対してどんなイメージがあるでしょうか。
僕の個人的な意見ですが、パッケージに実写の人間が写っていると「あ、これは……」と勝手にハズレ臭をかぎ取ってしまい敬遠してしまいます。なぜかは分かりませんが、ゲームに実写が入るととたんにチープに見えてしまうのです。
しかし、それは大きな間違いだったと『428~封鎖された渋谷で~』というゲームを遊んだときに痛感しました。かの『バイオハザード』初代のOPムービーには実写カットが使われていましたし、その是非はさておいて「実写=イマイチ」という評価は内容でいくらでも覆せるということはこれまでたくさんの作品が実証してきました。
ということで今回は「実写ゲーム作品」の中でも特に評判が良く、「伝説的作品」との呼び声も高い『街』について語りたいと思います。