1990年8月11日、バンダイからファミコンソフト『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』が発売。明日でちょうど発売から30年という節目の年を迎えます。ガンダムのモビルスーツをデフォルメ化した「SDガンダム」がモチーフのファミコンゲームと言えば『SDガンダムワールド ガチャポン戦士』シリーズなどがありますが、本作は当時大流行していた「SDガンダム・カードダス」の世界観と「ロールプレイングゲーム」を融合。これが本当によくできたゲームだったんです!
「カードダス」を知らない人のために一応説明しておくと、バンダイが発売していたトレーディングカードの一種。ユニークだったのはガチャガチャのような自動販売機で売られていて、当時は駄菓子屋やスーパーのおもちゃ売り場などに置いてありました。1回20円というリーズナブルな価格もあって、子どもたちを中心に大ブレイク。「SDガンダム」と並んで「ドラゴンボール」のカードダスも大人気でしたね。
そんなSDガンダムのカードダスの世界観を描いたRPG『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』は、はっきり言ってフィールド画面やシステム周りなどは『ドラゴンクエスト』シリーズにそっくり。とはいえ、それだけにとっつきやすく、初プレイからすんなりとゲームに没入できます。しかし実は本作ならではの独特な要素もたくさんあって、実際にプレイすると「あ、これは便利だな」と思わされる部分も多かったのは間違いありません!