どうも、ヤマグチクエストです。今回は、1991年の5月24日にファミコン用ソフトとして発売されたRPG『メタルマックス』をご紹介いたします。
1991年と聞いてピンときた方もいらっしゃるかと思いますが、この時期にはすでに次世代機のスーパーファミコンが発売していました。そのためシリーズ初代作である本作ですが、大ヒットしたとはお世辞にも言えません。しかし、まさにこのゲームがターゲットにしていたであろうコアなゲーマー層には深く刺さり、シリーズ通して今も愛される名作となりました。
本稿のタイトルにも使わせていただいた『メタルマックス』のキャッチコピー「竜退治はもう飽きた」は、お分かりの通り『ドラゴンクエスト』を意識したものです。
メタルマックスシリーズの生みの親であるデザイナーの宮岡寛さんはドラゴンクエストの1~3までの制作に携わったのちに、本作を作りました。そのため、ご自身が作るRPGは「ドラクエとは違うものを」という意識のもとお作りになられたのだと思います。つまり、僕個人としては「竜退治はもう飽きた」というのは「否定」ではなく、リスペクトを込めた「挑戦」だと思うのです。そしてその挑戦は確実にたくさんの人の心に届き、そしてこれからも愛されていく名作シリーズへと結実したと断言できます。
それではさっそく、本作がどんなゲームなのかご紹介させていただこうと思います。