「やっぱり一人ではマンガを描けない」
――普遍的でもあり、かつ現代的でもある、素晴らしいメッセージですね。
「1人じゃないよ」って言ってくれる友達がいたら、言われた人が今度は別の人にそう言ってあげられるようになる。これは私も求めていることじゃないかな、と思います。
やっぱり一人ではマンガを描けないし、アシスタントさんたちがいてくれるから原稿は出来上がっていくので。
さらに言えば、漫画家がこれだけいて、雑誌の数がすごく少なくなってきている中で、連載をさせてくださる編集部の方々がいらっしゃるわけですから。
『ファイブ』の連載が始まった時に、印刷所の方に「ベタがキレイに出ているのは皆さんのおかげです」っていう手紙を書いたんですね。そうしたら、印刷所の皆さんが喜んでくださったと伺って。
最終的に誰かの手に渡った時に何百人、何千人の方が関わってくださって一冊の本になったり、雑誌になったりしているんだな、という実感がありますね。
(インタビュー後編は、5月7日公開です。お楽しみに!)
さらに今回、ふるかわ先生の作画の様子を撮影させて頂いた貴重な動画を公開。そのイキイキとしたペン捌きを、ぜひご確認ください!