1968年に月2回刊誌『少年ジャンプ』として創刊され、翌1969年より週刊で刊行されている『週刊少年ジャンプ』(集英社)。これまで50年以上にわたって、日本の漫画界を代表する多くの人気キャラクターが生まれてきた。
常人離れした能力を持っていたり、地道な努力ではい上がる泥臭さがあったりと、さまざまな魅力あるキャラクターが存在するが、昭和の時代から「石頭」は定番の個性であるように思える。
昔からメインキャラが「伝家の宝刀」のように繰り出してきた持ち前の石頭による頭突き。今回はこれまで『ジャンプ』の歴史を彩ってきた石頭キャラクターを紹介するとともに、石頭で窮地を救ったシーンや、どれほどの石頭なのかについても振り返ってみたい。
※本記事には各作品の内容を含みます。
■最近の石頭キャラといえばやっぱり…
昭和の時代から石頭のキャラクターは目立っていたが、平成・令和の『ジャンプ』を代表する石頭といえば、社会現象にもなった吾峠呼世晴氏の漫画『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎だろう。
ピンチで刀を握れる状況にない時、炭治郎がその石頭で鬼や柱たちに攻撃するシーンは意外と多い。ギャグシーンになるかと思いきや、炭治郎自身は本気だし、相手もちゃんとダメージを負っている。
炭治郎の頭突きは相手が脳震盪を起こすほどの威力があるが、その硬い頭は母親・葵枝からの遺伝のようだ。ちなみに葵枝は、猪を頭突きで撃退したこともあるという。
これまで炭治郎が頭突きをしてきた相手の中で、もっともダメージを受けたのは嘴平伊之助だろうか。彼は猪の被り物の上から頭突きを食らって気絶、肋骨を4本骨折していたにもかかわらず「コブが痛ェ」と言っていた。骨折よりも痛い頭突き……想像しただけで怖すぎる。ちなみに食らわせた炭治郎のほうはピンピンしていた。
このほかにも、煉獄杏寿郎の父親である元炎柱・煉獄槇寿郎は「調子に乗るなよ小僧!!」と怒鳴ったところ炭治郎にキレられ、勢いよく回転しながらの頭突きを食らって気絶。さらに油断していたとはいえ、作中屈指の実力者である風柱の不死川実弥は、両手を拘束された炭治郎の頭突きを受けて倒れ込んでいる。
鬼にも頭突きの効果はあるようで、初めて戦った鬼であるお堂の鬼は気絶寸前に。上弦の陸・妓夫太郎にも少しだがダメージを与え、怯ませるシーンがあった。
ただし、上弦の参・猗窩座には目立ったダメージはなし。猗窩座は「いい頭突きだ」と評価したが、炭治郎の頭突きは、相手が予想できない状況で繰り出すのが効果的のようだ。
誠実で真面目ゆえに融通が効かない一面もある炭治郎は、二重の意味で頭が硬かった。近年の作品では特筆すべき石頭キャラがいないこともあって、彼の石頭度は星5中の星4といったところだろう。


