■三大特撮制覇から声優界のスターへ『特命戦隊ゴーバスターズ』イエローバスター役・小宮有紗
シリーズ36作目『特命戦隊ゴーバスターズ』(2012〜2013年放送)で、イエローバスター/宇佐見ヨーコを演じた小宮有紗さん。放送当時18歳だった小宮さんは、元気で負けん気の強いキャラクターを見事に演じ、視聴者の心に強い印象を残した。
『ゴーバスターズ』出演後も、女優業・グラビアなどで活躍を続け、2015年の映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦! ウルトラ10勇士!!』ではアレーナ役、2016年『仮面ライダーゴースト』では白井ユキ役で出演し、スーパー戦隊、仮面ライダー、ウルトラマンと、日本の三大特撮作品すべてに出演歴のある俳優のひとりとなった。
さらに、小宮さんは、2015年『ラブライブ!』の続編『ラブライブ!サンシャイン!!』にて黒澤ダイヤ役で出演。鮮烈な声優デビューを飾ると、以降は声優としても活躍。現在も作中のアイドルグループ「Aqours」の一員として、歌やパフォーマンスを披露している。
■M・A・O名義の声優として引っ張りだこ『海賊戦隊ゴーカイジャー』市道真央
シリーズ35作目『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011〜2012年放送)で、ゴーカイイエロー/ルカ・ミルフィで活躍した市道真央さん。お姫様なゴーカイピンク/アイム・ド・ファミーユ(小池唯さん)とは対照的に、クールで男勝りなキャラを演じた。
『ゴーカイジャー』出演後、市道さんはM・A・O名義で2012年『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』のキラキラ役で声優デビューし、活躍の場を広げている。
また、シリーズ41作目『宇宙戦隊キュウレンジャー』(2017〜2018年放送)には、声優としてワシピンク/ラプター283役で出演。これにより、女性として初めてスーパー戦隊シリーズの初期メンバーを2度演じるという快挙を達成した。
現在も人気声優として引っ張りだこで、2024年には映画『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』に灰羽アリサ役、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』に中森青子役で出演している。個人的には『転生したらスライムだった件』のシオン役が印象深い。
今回は『スーパー戦隊』シリーズでブレイクした美女たちの現在を紹介してきた。
『スーパー戦隊』シリーズから羽ばたいた彼女たちは、特撮の現場で培った演技力や存在感を武器に、さまざまな分野で輝いている。そんな姿は特撮ファンである私たちにとっても大きな喜びである。特撮での思い出とともに、これからも彼女たちの挑戦を応援していきたい。