■ちょっと先を冒険してみたくなって絶望した…『ドラクエ3』のロマリアからカザーブ東の森
『ドラクエ3』にも、とてつもない強敵と遭遇してしまうエリアがある。それがカザーブ東の森だ。
本作ではアリアハンからロマリアへと到達すると、一気に冒険の自由度が高くなる。シャンパーニの塔やノアニールの村、アッサラームからピラミッドまで、どの順番でも攻略可能なのだ。
もちろん、モンスターの強さは当然違うが、それでもひと際異なる場所がある。それがカザーブ東の森だ。川岸の数マスだけ、別次元のモンスターが潜んでいるから恐ろしい。
そもそもロマリアに到着したばかりのころのだと、カザーブ周辺のモンスターは強敵だ。マヒ攻撃の「キラービー」や守備力の高い「ぐんたいガニ」をはじめ、「さまようよろい」、「アニマルゾンビ」など、低いレベルだとツラい面々だろう。
だが、カザーブ東の森のエンカウントが重複するエリアでは、「デスストーカー」、「まほうおばば」、「グリズリー」、「ごくらくちょう」などが出現する。本来であれば船を入手してから戦う相手で、呪文を含めた攻撃力も半端ないのだ。
カザーブ周辺で、レベル上げついでに川の向こうがどんな地形なのか気になって行ってしまってコイツらに出くわし、後悔したプレイヤーは少なくないだろう。
とくに『ドラクエ3』は4人パーティなので、戦術次第ではレベル上げに時間を費やさなくてもある程度は先へ進めることが可能だ。
それだけに本当の強敵に遭遇したら全滅必至でゴールド半減……。ショックでいきり立ちコントローラーを放り投げようものなら、衝撃で「冒険の書」が消えるなんてことも……。“おきのどくですが ぼうけんのしょ◯◯ばんは きえてしまいました。”なんてアナウンスされた日には……本当に絶望してしまうに違いない。
ここで紹介した強敵たちのエリアは、HD-2D版ではどうなるだろうか。また違う形で出現するかもしれない……。そういえば、「天空シリーズ」にもこのような危険すぎるエリアがあったものだ。また機会があれば紹介したい。