HD-2D版『ドラクエ』はどうなる? 足を踏み入れて激しく後悔した「ロト三部作の危険すぎるエリア」 リムルダールにムーンブルク、カザーブ東の森も…の画像
HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』『ドラゴンクエストI&II』(スクウェア・エニックス)
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 2024年11月にいよいよ発売となる、HD-2D版『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』。2025年には『ドラクエ1&2』のリメイク版の発売も決定しており、この喜ばしいニュースに当時を懐かしんでいる往年のファンも多いだろう。

 そういえば、『ドラクエ1・2・3』のロト三部作には、少し先に登場するはずの敵モンスターが出現する危険なエリアがあった。今回は、そんな懐かしくもいまだにハラハラする「危険地帯」を振り返ってみよう。

■ゴールドマンを探していたら…まさかメルキドの強敵たちが出現! リムルダール南西付近

 まずは、『ドラクエ1』に登場するリムルダールの南西地方だ。ここはラスボスが潜む竜王の城の近くにあるため、普通に考えれば“最後に訪れる町”という印象があるが、実はそうでもない。ここには「かぎ」があるので、必然的に早く訪れる必要があるのだ。

 多くのプレイヤーはレベル7~10くらいで到達する。ここでは「てつのさそり」や「リカント」などと遭遇するのだが、リムルダールの西からさらに南下していくと「ゴールドマン」が出現する。

 ここでゴールドと経験値を稼ごうと海岸沿いを歩いていくと、エンカウントエリアがメルキドの北東部と同じ場所に行き着いてしまう。メルキド方面はレベル15以上くらいはないと難しいエリアで、初めてリムルダールに到達したレベルではやられること必至だ。

 出現するのは「スターキメラ」や「メイジキメラ」、「キラーリカント」、「かげのきし」など、かなりの強敵だ。

 ちなみにリムルダール周辺でよく登場する「リカント」と好勝負していたプレイヤーが、色違いの上位版「リカントマムル」に出会わず、いきなり最上位である「キラーリカント」に出くわしてしまうことも。勝てると思い込んで逃げずに勝負し、後悔した経験のある猛者もいるだろう。

 ともかくそれまでの敵とは攻撃力が全然違うこのエリア。「ゴールドマン」を探しにふらふらしていたら、まさかの強敵出現でやられてしまったものである。

■王女を仲間にするのをやめようかと悩むほど?『ドラクエ2』のムーンブルク地方に出現するマンドリル

 『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』では、ムーンブルク地方に危険エリアがある。今回はエンカウントエリアが被るのではなく、普通に長いエリアで出現してしまう強敵の「マンドリル」が出現するのだ。

 『ドラクエ2』のあるあるともいえる強敵マンドリルの猛攻。ムーンペタの町から南東方面に多く出現し、ムーンブルクの王女を助けるために必要な「ラーのかがみ」を取りに行くときに必ずと言っていいほど遭遇してしまう。

 大猿のような「マンドリル」は、見た目から手強そうな雰囲気があるが、実際、かなり強い。ここへ到達するまでの「おばけねずみ」や「ぐんたいアリ」、「かぶとムカデ」、「タホドラキー」などは、問題なく戦える敵だったが、「マンドリル」はレベルが違うのだ。

 攻撃力がこの時点でかなり高く、しかも集団戦を仕掛けてくるのでやっかい。4体同時に出現してしまったら、もはや絶望的といえるほど。コイツに襲われ、全滅したというプレイヤーも多かっただろう。30年以上前のゲームだというのに、筆者も苦戦した記憶は忘れていない。王女を助けに行ったのを後悔するほどだった。まったくもって、出現ポイントを間違ったのではないかと思ってしまった。

 とはいえ、「マンドリル」は風の塔の内部には出現しない。体が大きいから入れなかったのかと思いきや、ドラゴンの角には普通に出現するからわからないものだ。広範囲で出現するこのムーンブルク地方をなんとか切り抜けたとしても、これまた強敵の「リビングデッド」が登場するので気が抜けない。

 ちなみに本作はロンダルキアへの洞窟や、その後のブリザード、バズズといった難関ポイントが多いので激ムズだった。

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