■隠れた名作! 能力がマスクデータで新鮮だった『不如帰』
戦国シミュレーションゲームといえば、光栄(現:コーエーテクモゲームス)の『信長の野望』シリーズが有名だが、ファミコンに限れば『不如帰』(アイレム:1988年8月)が最高だった。
OPデモが高揚感をあおり、選べる大名も多くて当時では画期的だった武将たちも登場する。しかも戦闘はシンプルで作戦コマンドを選ぶだけ。奇襲が成功すれば、現実通りに効果があって気持ち良かった。
また、官位制度や降伏・謀反制度もいち早く取り入れていて、弱小大名が独立できるのはまさに戦国時代の醍醐味。マスクデータのおかげで、どの武将が優秀なのかがわからないのもリアルだった。歴史を知ろうと勉強したものである。
■OPからボルテージ最高潮! 『キャプテン翼II スーパーストライカー』
最高のOPといえば、やはり『キャプテン翼II スーパーストライカー』(テクモ(現 コーエーテクモゲームス):1990年7月)を外せない。中学編以降の展開になるので、ゲームオリジナルストーリーなのだが、これがまた原作を凌ぐほどの面白さだった。
翼率いるサンパウロFCから、岬を軸とした南葛高校への展開は見事。さらに、全日本と対決するのは痺れる展開だった。敵に回すとこんなに厄介なのかと思ったな。それから必殺技のシーンでは、原作通りのセリフが再現されているのにも興奮した。
まあとにかく、OPで翼がブラジルゴールを目指すシーンが描かれており、初っ端からボルテージが最高潮になったものだった。
■監督になるって新鮮…データいじりの自由度が高い『ベストプレープロ野球II』
『ファミスタ』と違って、選手を操作せずに監督業に専念するのが『ベストプレープロ野球II』(アスキー:1990年3月)だ。前作から大きく改善されたのが、コンピュータ同士の試合をスキップできること。これはゲーム時間の短縮につながるので嬉しかった。
せっかく12球団もあるのに1つのリーグしかプレイできないのはちょっと残念だったが、データの自由化が最高で、その年のペナントレースで活躍した選手データをすぐに反映できるのも良かった。
筆者は『ファミスタ』よりもハマってしまい、そのおかげで開発者(薗部博之さん)が同じ『ダビスタ(ダービースタリオンシリーズ)』と出会うきっかけにもなったな。
■前作を超える面白さ! ホラーとミステリーが融合した『ファミコン探偵倶楽部 PartII うしろに立つ少女』
ディスクシステムで発売された『ファミコン探偵倶楽部 PartII うしろに立つ少女』(任天堂:1989年5月)も名作だ。ホラーとミステリーが融合したアドベンチャーゲームで、前作の“消えた後継者”よりも怖さがレベルアップしている。
謎解きをする“推理もの”としても面白く、登場人物も表情豊かでみんな怪しく見えてくる。リメイク版が発売されているが、やはりファミコンのドット絵だからこその心理的怖さがあったもの。
タイトルからして抜群の怖さだし、シナリオに加えてBGMも秀逸。ホラーゲームよりもある意味怖く、ラストの真犯人判明からはドキドキが止まらない。トラウマになってしまうこと間違いないだろう。