■逃げるハーゴン? 頑張れよ邪神! とうとう勝てずで強かったシドー
次はいよいよボスのハーゴンだ。コイツでなんとかならないものか。しかし、ムーンブルクの王女が唱えたパルプンテによって、ハーゴンはどこかに逃げてしまった。
え? いきなりそんな展開ってある? 仮にもボス戦なのに、さすが(?)ファミコンだ! 長男も攻略サイトで見つけ、“ものは試し”にやってみたようだ。
そういえばバズズやベリアルだけでなく、ハーゴンもベホマを使っていなかった。……ならば、究極の難易度を誇る邪神・シドーが最後の砦だ。
シドーの登場はカッコいい。大きな体がステータス画面にまで影響を及ぼしており、王女のMPが見えないほど。専用のBGMが流れていきなり迫力のあるラスボスが登場したものだから、子どもたちは興奮気味だ。
さあ、コイツは強いぞ。HP250で攻守ともに最高レベルで、ほのおも強烈だ。健闘していたものの3ターン目でベホマを使われ、「ひどい!」と嘆く長男。
スクルトやルカナン、マヌーサを試みるも、シドーの攻撃はこれまでのボスキャラと違って容赦ないので回復も追いつかず、とうとう2度目のベホマをされて手詰まりに。遂に全滅してしまい、長男は天を仰いでいた……。
シドーのベホマ攻撃(?)にさすがに心が折れたようで、長男はとうとう観念。だが、ここまで頑張ったので、せめてお年玉を1.5倍にしてあげよう。面白かったかと感想を聞いてみると「疲れた」とのこと。そして「まじ昭和アンチ……」と、訴えていた。
ふとスマホを見ると、友人から連絡が来ている。懐かしく、ついついドラクエの話題を持ち出し盛り上がってしまった。会話に夢中になっていると後方から歓声があがる。
振り返ると、長女がコントローラーを握ってガッツポーズ。「シドー撃破」「お年玉3倍?」「ナイス昭和」と、盛り上がる子どもたち。
ああ、筆者のお小遣いが……。長女の”あやしいひとみ”がこちらを直撃だ……。