■意外すぎるキャスティングに驚愕!? 『ちびまる子ちゃん』さくらすみれ役:酒井法子さん

 さくらももこさん原作の『ちびまる子ちゃん』は、作者であるさくらさん自身の小学3年生ごろの思い出を、クスリと笑えるあたたかい作風で描いた作品だ。1990年に放送が開始されたテレビアニメは、令和の今もお茶の間を笑わせる長寿作品として愛されている。

 その人気ゆえさまざまなメディアミックスがされている本作だが、今回注目したいのは2007年に放送された実写ドラマ『まるまるちびまる子ちゃん』だ。

 2006年に放送されたスペシャルドラマ版での人気を受け、ドラマとバラエティーをミックスした形態で放送された本作。オーディションで選ばれた伊藤綺夏さんをまる子役に起用し、キャスト陣もほとんど一新されている。

 本作でまる子の母親・すみれ役を演じたのが酒井法子さんだった。“のりピー”として多くのファンを魅了してきたトップアイドルの彼女が、庶民的で“日本のお母さん”代表のようなまる子の母親役を演じたとあって、記憶に残っている人も多いだろう。

 すみれといえば、くるくるのパーマがトレードマーク。酒井さんは原作を忠実に再現した大きなパーマヘアのかつらをかぶり、エプロン姿で登場した。しかし、隠しきれない美貌によって「お母さんがキレイすぎる……」と、戸惑う視聴者が続出していた。

 とはいえ、女優としても実力のある酒井さん。彼女が演じたすみれはあたたかく優しく、ときに厳しいまる子のお母さんとして、作品で大きな存在感を見せていた。

 

 母親役で注目された女優たち。かつてヒロインを演じてきた彼女たちが、時を経て“味のある”母親として再び脚光を浴び、脇役でありながら見た人の記憶に残る演技を見せている。

 破天荒だったり、クセが強かったり、はたまたテンプレートのような母親だったりとさまざまなジャンルの母親キャラを演じた彼女たちを、ぜひ作品で振り返ってみてはいかがだろうか。

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