■選手がタックルでバラバラに!『Mutant Football League』

 ファミコン、プレイステーションと、脈々と受け継がれてきた「必殺技盛り込み系」スポーツゲームだが、海外版プレイステーション4、そして、steam版で日本でもプレイできる、アメフトバージョンの必殺技スポーツゲームが『Mutant Football League』だ。

 こちらも基本システムはオーソドックスなフットボールゲームなのだが、キャラクターのビジュアルの時点で、すでに違う。背中に翼を生やし、角があり、全身が赤いデーモンのチームが存在する。他にもエイリアンのチームや、スケルトンのチームと、ビジュアル面でも個性的なゲームである。

 必殺技は、相手を投げて地面にたたきつける技、殴る蹴るで追い打ちをかける技、超威力のタックルを出す技と、ビジュアルに反して普通の喧嘩のような生々しいものが多い。

 この『Mutant Football League』は、1993年に海外版メガドライブ「GENESIS」向けに発売された『Mutant League Footbal』の精神的続編でもある。海外にも意外と必殺技スポーツが多いのかもしれない。

 テニスの必殺技スポーツゲームである『マリオテニス』の最新作『マリオテニスエース』も、売り上げが好評で、賞金1億円の大会が開かれた。必殺技とスポーツという、ワクワクを掛け合わせた必殺技スポーツゲームは、今後も脈々と歴史を紡いでいきそうだ。

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