スペランカーに大工の源さんも…続々発売『アイレムコレクション』に期待したい貴重な「アーケード版」の復刻の画像
『アイレムコレクションvol.2』に収録されるアーケード版『ガンフォース』
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 アイレムの歴代タイトルが、Nintendo SwitchPS5PS4/Xboxといった最新ゲーム機で遊べる『アイレムコレクションVol.1』が2023年末に、シリーズ2作目となる『アイレムコレクションVol.2』が2024年初頭に発売されることが発表された。

 同シリーズは、かつてアイレムで『スペランカー』『スパルタンX』『ジッピーレース』などを手がけたゲームクリエイター・スコット津村氏がエグゼクティブ・プロデューサーを務めるTozai Gamesによるもの。『Vol.1』にはアーケード版、ファミコン版、PCエンジン版の『イメージファイト』、そしてPCエンジン版『イメージファイト2』とアーケード版『X MULTIPLY』が収録。また『Vol.2』にはアーケード版の『ガンフォース』『ジオストーム』『エアデュエル』、スーパーファミコン版『ガンフォース』の4タイトルが収録されるという。

 これからも順次発売されていく予定で、現在ではプレイ困難となってしまったゲームを復刻する目的もあるという今回の『アイレムコレクション』。アイレムの過去の作品を振り返ると、やはり基盤の保存状態の維持管理がシビアなアーケード版にこそ、復刻を期待したいところではないだろうか。

 たとえば、『スペランカー』や『スパルタンX』といったファミコンで人気を集めた名作の“アーケード版”の復刻の可能性もゼロではないだろう。

 両作品とも、ファミコン版より知名度は低く、アーケード版をプレイするのはかなりの困難。前者は2013年にPS3用ゲーム『スペランカーコレクション』に続編『スペランカーII 23の鍵 』とともに初移植され、また後者は1996年にPS・セガサターン用ソフト『アイレムアーケードクラシックス』として完全移植が行われ、高い難易度でプレイヤーに衝撃を与えたタイトルでもある。

 こうした名作にまつわるマイナー寄りのアーケード版は現代では遊ぶ機会が少なく、ファンが望む移植のひとつだろう。

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