『仮面ライダー剣』竹財輝之助に『轟轟戦隊ボウケンジャー』高橋光臣も…特撮出身40代になって“渋みと甘みが増した”名脇役のイケメン大人俳優たちの画像
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 特撮俳優ブームがはじまったのは、2000年頃だと言われている。ブームがはじまったまさにその頃、イケメン俳優として世の母親たちを虜にしてきた役者のなかには、すでに40代に突入している人も。しかし当時の輝きは失われることはなく、むしろ当時と比べ大人の魅力に磨きがかかっているとの声も多い。

 今回は、特撮作品で脇役を演じた俳優たちのなかから、年を重ねてさらに魅力が増したイケメン大人俳優を紹介していこう。

■『仮面ライダー剣』に出演していた竹財輝之助

 まず最初に、今、話題の男女逆転ラブコメディ『わたしのお嫁くん』に出演している竹財輝之助さん。同作にて主人公が「嫁」に迎えた山本知博(演:高杉真宙さん)を溺愛する兄・正海を演じており、弟想いのコミカルな演技が“はまり役”と話題となっている。

 竹財さんは、2004年に放送が開始された平成仮面ライダー5作目である『仮面ライダー剣』で、科学専門のノンフィクションライターの青年・白井虎太郎を演じた。

 虎太郎は都市伝説として噂になっている仮面ライダーを追っていたところ、主人公・剣崎一真と出会い、サポートする仲間となる。2人は最初こそ衝突することもあったが、だんだんと友情を深めていく……という、重要な役柄だった。

 竹財さんは本作のBlu−ray化が決定した際、インタビューで、“芝居の基本を教えてもらった作品”と語っていたが、彼にとって『仮面ライダー剣』は俳優デビューを飾った作品でもあるため、強い思い入れがあったのかもしれない。

 デビュー以降は、映画や大河ドラマなど多くの作品に出演し、歳を重ねるごとに色気漂う大人の魅力を発揮している竹財さん。ちなみに、『東京男子図鑑』をきっかけに中国でも大人気となった彼は、“整形するように役になりきる”ことから、リスペクトの意味を込めて「整形式演技」と呼ばれているそうだ。

■『轟轟戦隊ボウケンジャー』に出演した高橋光臣

 次に紹介するのは、前クール放送のドラマ『隣の男はよく食べる』に出演し、主人公の上司を演じた高橋光臣さんだ。

 2005年に俳優デビューをした高橋さんは、2006年から放送された『轟轟戦隊ボウケンジャー』でボウケンレッド・明石暁を演じ、主演を務めた。

「ちょっとした冒険だな」という口癖が印象的な明石は、クールでありながらも常に探求心を忘れない少年のような心を持つキャラクターだ。過去にはトレジャーハンターをしていたが仲間を失ってしまったという過去があり、そうした理由から仲間を思う気持ちは誰よりも強い。

 歴代レッドのなかでも、視聴者からの人気が高いボウケンレッド。高橋さん自身、幼少期に『仮面ライダーBLACK』や『機動刑事ジバン』などを好きで視聴していたという。

『轟轟戦隊ボウケンジャー』のほかにも『仮面ライダーオーズ/〇〇〇』や『非公認戦隊アキバレンジャー』など、さまざまな特撮作品に出演している高橋さんの今後の活躍からも目が離せない。

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