■まさに初見殺しの『ドラクエ3』みんな全滅したかもしれないピラミッドの「ひとくいばこ」
最後は、『ドラクエ3』のピラミッドで初登場した「ひとくいばこ」だ。シリーズおなじみのトラップモンスターで、当時は出現したら最期といえるほど絶望感を味わったものだ。
なんといっても、攻撃力が200もある。これはラストダンジョンのゾーマの城に出てくるモンスターレベルで、ピラミッド程度のレベルで臨むのは明らかに次元が違う。しかも素早いうえに「あまいいき」で眠らされるし、「つうこんのいちげき」まで放ってくるので、もはや全滅は覚悟しないといけない。
まさに侵入者を拒むトラップで、ほかにも2体ほど出てくるからむやみに宝箱を開けられなかった。筆者も何度やられたか……リベンジしようにも無理だったな。
『ドラクエ3』のピラミッドは「おうごんのつめ」のエンカウントがキツいと有名だったが、「ひとくいばこ」はそれ以上のインパクトだった気がするぞ。
それにしてもネーミングがまた素晴らしい。「ひとくいばこ」って……現実の世界にいたら、これほどショッキングなトラップはないだろう。しかも、なんだか人を小馬鹿にしたような目つき……。ドラクエの世界に入れたとしたら、周りは亡き冒険者たちの骸骨だらけでもはや恐怖と絶望しかないだろうな。
ドラクエシリーズには、ほかにも初見殺しの仕掛けがある。プレイヤーによって印象が違うので、また別の機会に紹介していこう。