■伝説のポケモンを後回しにした挙げ句…!?

 ストーリーの終盤やクリア後の楽しみに出会うことのできる「伝説のポケモン」。1体しか捕まえられない希少価値はもちろん、強さの面でも期待できる存在だ。コレクションやパーティの強化のため、ぜひともゲットしておきたいポケモンなのだが、捕まえるのは容易ではない。

 強力な攻撃に耐えられるポケモンや、捕獲確率を上げるために状態異常を付与する技、そして大量の捕獲用のボールといった下準備が必要になる。その結果「捕まえるのは今じゃなくてもいいか……」と、つい後回しにしてしまいがちだ。

 そしてほかのクリア後の要素を楽しんでいるうちに満足してしまい、「そういえば、あの伝説のポケモンを捕まえてなかった……」なんて、あとから気づくことも。あわてて捕まえに行くのだが、そうこうしているうちにポケモン仲間の話題に乗り遅れることもあった。

■「あと一発」と欲張ったら予期せぬ出来事が!?

『ポケモン』のシステムでは、出会ったばかりの元気なポケモンにモンスターボールを投げてもなかなか捕獲することはできない。捕まえやすくするためには、野生のポケモンの体力をなるべく削り、弱らせておく必要がある。

 慎重に体力ゲージの減りを計算しながら攻撃していくことになるが、このときやっかいになのが「きゅうしょ(急所)」に当たってしまうこと。こちらの攻撃が「きゅうしょ」に当たると通常より大きなダメージを与えてしまうため、ギリギリまで体力を減らそうと頑張っていると、無情にもそのポケモンを倒してしまう。

 それも、なぜかレアなポケモンを必死に捕まえようとしているときに限って「きゅうしょ」に当たってしまいがち。「なぜこんなときに……」と己の不運を嘆きながら、直前のセーブデータからやり直した経験のある人は案外多いのではないだろうか。


 長い歴史を持つ作品だけに、このほかにもさまざまな“あるある”が存在することだろう。ポケモン好きの人と話す機会があると、やはり自分と同じような経験をしてきた方が多く、共感できるエピソードが次々飛び出す。何歳になっても共通の話題で盛り上がれるのも、“ポケモンあるある”なのかもしれない。

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