■高難度たる理由が徐々に明るみに

 1面の最後に出会った謎の女性から像をもらい、亡父の知り合いであるスミスのもとへ向かうリュウ。ここで2つ目のステージに入るのだが、このあたりから雲行きが怪しくなる。

 まず、足場の端に立っている敵の対処法。ジャンプ中に攻撃すれば倒せるが、下向きに刀を振れないため判定が厳しい。敵と接触すると硬直したまま後ろにノックバックするので、下が穴なら即死する。穴に落ちるギリギリのところまで進み、対岸の敵を攻撃するという方法を見つけ出すまで、何度も落下死するハメになった。

プレイヤーを執拗に追いかける鳥。動きが読みにくいうえ、攻撃力も高くてやっかいだ。

 もう1つやっかいだったのが無敵判定の短さ。一度ダメージを受けた後に発生する無敵時間が1秒にも満たないおかげで、1発の弾丸に2回当たるような醜態を何度も晒すことに……。連続でダメージを受けて跳ばされ続けた挙句、穴にすっぽり落ちたときは、思わず笑ってしまった。

 ところどころにキツイ要素はあるものの、ここまで理不尽と言えるようなステージは見当たらず。ゲームオーバーになりながらも、そこそこに先へ進んでいく。スミスさんの死や、託された像の正体、途中で現れるCIAなど、短い演出ながら急展開の連続で、ストーリーも普通に面白い。

4面のボス。2本の柱のうちどちらかの真下に入れば、安全に攻撃できる。

 たどり着いた5-4のステージでは、親父の仇であるブラッディ・マルスとの戦いに。親父と決闘したくらいだから正々堂々としたヤツかと思ったが、実際の戦闘では盾を構えながら謎の球をひたすら投げてくる。しかもこの球が避けにくい。追尾性能が高く、どのタイミングで跳ぼうがまず当たる。柱の残骸からジャンプすることで一度だけ回避できたが、それだけだった。

 どうにも対処法が分からないので、結局正面からゴリ押しの斬り合いで勝ってしまった。球の回避が難しいとはいえ、できないワケではなかったので、ほかに攻略法があったのかもしれない。

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