■『FF6』にて強烈な個性が光った「魔列車」

 スーファミの『FF6』に登場した「魔列車」も印象深いボスモンスターの1体。「私の走行を邪魔するのはお前達か!」のセリフで戦闘開始。その名の通り、列車そのものがモンスターで、魔列車に追いかけられるシャドウたちが線路上を逃げながら戦うシーンは強烈なインパクトがあった。

 普通に戦うと状態異常を多用してくるやっかいな相手だが、魔列車はアンデッドモンスターという扱い。フェニックスの尾を使って一撃で倒した人もいることだろう。

『FF14』の魔列車戦では、前を行く列車の最後尾にプレイヤーたちがいて、後方から魔列車が追走してくるような態勢で戦闘開始。スーファミ版のように、キャラ自らがダッシュで逃げながら戦うわけではない。

魔列車『ファイナルファンタジー14』より

 また、戦闘中に出現するゴーストに触れられると魔列車内の客室に飛ばされる。そこにいるゴーストを倒せば元の場所に戻れるが、魔列車の豪華な客室は細かい部分まで美しく表現されているため、一見の価値あり。

 戦闘の途中、プレイヤーの乗る列車が魔列車と並走するカタチになり、魔列車に飛び移って煙突を直接攻撃する場面も。ダイナミックな場面転換で、過去作で体験したワクワク感をさらに増幅させてくれる演出が見事だ。

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