■絶妙な難易度で子どもたちの挑戦心をかき立てた

 3Dステージでは、前述の「武器との相性」がより一層重要になってくる。

 特にレーザーガンは「出っ放し」の最強武器になり、向こう側にいる敵やコアを一掃してくれる。だが、だからといって調子に乗り過ぎてもいけない。『魂斗羅』は敵の攻撃を1発でも食らえばミスになる。するとそれまでの武器がなくなり、初期装備のライフルに戻ってしまうのだ。

 こうした要素もあるため、『魂斗羅』の難易度は決して低いものではなかった。ゲームオーバーになって10秒以内にクレジットを追加することでコンティニューも可能だが、3回までという回数制限もあり、何度も何度も1面からやり直しを食らい、少しずつ攻略法を見いだしていく必要があった。この絶妙な難易度が、子どもたちのやる気を刺激したのだ。

 ファミコンにも移植され、コナミを代表する大人気シリーズとなった『魂斗羅』。アーケードアーカイブスほかでプレイできるので、35周年のこの機会にもう一度攻略してみてはいかがだろうか。

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