■多彩な武器で敵を一掃する爽快感!

 スタートボタンを押した直後に始まるのは、横スクロールシューティングである。ジャングルの只中で次々に襲いかかる敵兵や砲台を、手持ちのライフルでなぎ倒していくという『コマンドー』『ランボー』仕様。

 このライフルはお世辞にも高威力の武器というわけではなく、ステージを進めていくと5方向に拡散するスプレッドガン、火炎が渦巻くファイアボール、フルオート射撃が可能なマシンガン、貫通レーザーを発射するレーザーガンなど、事態を打開しうる強力な武器が手に入る。ひたすら銃器を乱射するこの爽快感こそ『魂斗羅』の魅力だが、これらの武器はステージとの相性もあり、場合によっては武器を取ることで不利になってしまうこともあった。

 そして『魂斗羅』最大の特徴が、ステージごとにスクロール方式がまったく異なるという点だろう。たとえば一番最初のステージはサイドビュー、すなわち横スクロールだが、次のステージはTPSのような3D画面。向こう正面にいる敵が攻撃してくる珍しい仕様になっていた。

 しかも3Dステージでは上段、下段の概念もある。上段から飛んでくる銃弾を避けていたら、下段を転がる爆弾にやられてしまうということも。

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