■ルール無用のサッカーバトル!

 本作のルールは通常11人のサッカーと違って6人制。シュートやパス、スライディングやタックルなど、サッカーゲームらしいアクションを駆使して、相手ゴールを目指します。

 プレイヤーは中盤にいるキャラを操作し、残り5人はコンピュータが操作するというお手軽さ。ただし、くにおくんシリーズだけに基本的に反則という概念がなく、ショルダータックルをぶちかまそうが、背後からスライディングしようがおかまいなし。

 さらにボールをぶつけて相手をぶっ倒したり、体力の切れた選手がフィールドに転がったままだったりと、バイオレンスなケンカサッカーを繰り広げます。そして、やはり本作の最大の魅力といえば、ハチャメチャな必殺シュートの存在でしょう。

■『キャプテン翼』もビックリの必殺シュート!

「必ず殺す」と書いて“必殺”と読みますが、『サッカー編』の必殺シュートは放てばかなりの確率でキーパーを吹き飛ばしてゴールとなります。『ドッジボール』のときの必殺シュートも強烈でしたが、『サッカー編』もそれに匹敵するインパクトがありました。

 ちなみにキャラ固有の必殺シュートを繰り出すには、パスを受け取ってから特定の歩数をドリブルしてからシュート、オーバーヘッドキックやダイビングヘッドはボールに合わせてシュートするのが条件です。キャラクターによって必殺シュートの出る歩数が異なりますし、飛んできたボールにタイミングを合わせるのも難しく、自在に出せるようになるにはそれなりに練習が必要でした。

 CPUを相手にするトーナメントモードなら、必殺シュートを使わなくてもそれなりに勝ち進めます。しかし、同レベルの友だちとの対戦に勝つには必殺シュートを駆使することが重要で、負けたくなくて特訓した記憶が蘇ります。

味方すら弾き飛ばす必殺シュートの破壊力!
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