■風水を活用して機能的なダンジョンを作成!

 さて、本作のメインコンテンツとも言えるダンジョン作成ですが、これがなんと“風水”を活用します。「窓際に黄色い花瓶を置くと良い」とか聞く、あの風水です。

 このゲームは五行思想である「木火土金水」を活用していて、部屋を置く位置によって火属性になったり金属性になったりします。作れる部屋としては、ダンジョンの作成や各部屋のエネルギー源となる生産部屋、ダンジョンを強化する仙丹を作る練丹部屋、侵入者を迎撃する攻撃部屋、仙獣を召喚する召喚部屋など、多岐にわたります。

 こうしてさまざまなタイプの部屋を作ってダンジョンを強化・拡張していくのですが、風水の活用法にはまだ先がありました。

 ダンジョンの部屋同士は、通路を使って別の部屋に各属性の“気”を流すことができ、それによって特殊な強化が可能に。これによって生産部屋なら全部屋のエネルギー生産が増加したり、強力な仙獣を召喚できるようになったりと、ダンジョン運営を一気にラクにすることができます。

部屋の配置を考えるのは楽しい

 しかし、部屋同士には「五行相生」と「五行相克」といった設定があり、要するに相性のようなものが存在。相性が良ければたくさんの気が流れ、相性が悪いと気が流れにくくなります。

 それをやりくりするために、ダンジョン作成時から気の流れを考えた部屋と通路の配置を想定。ほかにも部屋に扉がつくと流れる気が2倍になったりするので、まるでパズルゲームのように試行錯誤しながら効率的なダンジョンができたときのうれしさは格別でした! このままシナリオをクリアしたくないと思ったこともあったぐらいです。

 この仕組みが理解できるとゲームの面白さが飛躍的に上がり、一気に『カオスシード』のトリコに。「明日バイトだから5分だけ遊ぼう」とスーファミの電源をいれて、ふと時計を見上げたら1時間以上たっていたこともあり、「これが時間が溶ける感覚……」と驚愕したものです。

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