■充実したカスタマイズ要素

 しかもヴァンツァーは武器を変えるだけでなく、機体そのものも自由にセットアップできます。ボディ、アーム(左右別)、レッグ、コンピュータ、バックパックの6部位のヴァンツァーパーツを自由にカスタマイズすることで、自分だけのオリジナルのヴァンツァーを組み上げることができるのです。

 ゲームが進むにつれて購入できるパーツが増え、自由度はさらにアップ。パイロットであるキャラクターたちは、レベルが上がると格闘戦向けのスキル、狙撃能力的なスキルなどを覚えていき、それに合わせて武器も含めたヴァンツァーをセットアップしていくことになります。

 ただ、それだけじゃなく「同じメーカーのパーツで組み上げるとフォルムに統一感があってカッコイイ」「能力重視で組むと異形感はあるけど、そのイビツさが歴戦のメカっぽい」といったビジュアル面での楽しみも。自分の脳内設定を投影しながらカスタマイズしていくのは、純粋にシナリオを進めるより楽しかったです。

豊富なカスタマイズ要素が魅力

■涙なしには語れない衝撃的なパーツも……

 そして『フロントミッション』に登場するパーツの中でやはり忘れられないのが、多くのプレイヤーをヘコませ、呆然とさせた“某デバイス”の存在でしょう。そのデバイスを入手する経緯についてはゲームの重大なネタバレになるので詳細は伏せておきますが、世界にたった1つしか存在しない「ずば抜けた性能を持つコンピュータパーツ」を、涙しながらヴァンツァーに装着させたプレイヤーはきっと多かったことでしょう……。

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