「おとなになるって悲しいことなの」25周年で振り返るスーファミ『バハムートラグーン』の強烈なギャップの魅力の画像
スーパーファミコン『バハムートラグーン』(編集部撮影)
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 どうもヤマグチクエストです。本日2月9日は『バハムートラグーン』の発売25周年の記念日、ということで今回は同作について書いていこうと思います。みなさんは『バハムートラグーン』をご存知でしょうか? 本作は自軍と敵軍が順番に行動するターン制のシミュレーションRPGで、自軍にはAIで行動するドラゴンがいるという点が非常に特徴的な作品となっています。そもそもバハムート“ドラグーン”だと勘違いしている人もけっこう多いかと思いますが、この機会に覚えていってください。“ラグーン”です。

画像は1996年2月9日発売、SFC『バハムートラグーン』タイトル画面より

 プレイしていると“ラグーン”というワードが出るのでそういった勘違いは起きないと思うのですが、ドラゴンが出てくるので意外と紛らわしい。名前だけ聞いたことがあるという方は、ゲーム自体の評価が高いことももちろんありますが、もしかしたら「ヒロインが超やばい」といううわさを聞いてなんとなくご存じなのかもしれません。

 実は本作に登場する主人公・ビュウの幼なじみであり王女でもあるヒロイン・ヨヨは、さまざまな言動により全プレイヤーをどん底に突き落とし、ゲームの歴史上でも代表的な悪女として知られており、そんな驚きの発言の数々が良くも悪くも話題に上ることが多いので、そのセリフのいくつかを聞いたことがある人も多いはず。

 しかし、それでもゲームの評価は揺るぎません。めちゃくちゃ面白いです。ということで、とても個性的なゲームデザインとストーリー、そして奇抜すぎるキャラクターたちの魅力についてご紹介できればと思います。

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