見る者を圧倒するキャラクターと構図、そして色彩。数々のアーティストや作家のCD ジャケット、書籍カバーを手掛ける中村佑介の画業をひと巡りできる『中村佑介20周年展』が現在開催中。そのイラストのキャラクターの肌がなぜ白いのか、艶っぽいキャラクターたちの根源、描かれるブラックユーモアの秘密などにも迫るこの展覧会。これから、その世界を覗かれる方には、その線の流れ着く先を追っていってほしい。確実に眩暈がし、円環に吸い込まれるような感覚になることだろう。その絵の根源にある幼少期の記憶と体験を中村先生に聞いた。