『機動戦士ガンダム 水星の魔女』でミオリネ・レンブランを演じるのは『ウマ娘プリティーダービー』マルゼンスキー役、『君の膵臓をたべたい』山内桜良役で知られるLynn。彼女が演じるミオリネは、水星からの編入生であるスレッタ・マーキュリーと同じ学園に通い、最初に彼女出会う存在。そして、学園理事長の娘であるミオリネも大きな奔流に巻き込まれていく…。この役柄に選ばれたLynnに、ガンダムシリーズへの愛情たっぷりな言葉、そしてアフレコへの熱い気持ちを訊いたインタビュー前編。
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「役が決まったことが最高の誕生日プレゼントです」
――ガンダムシリーズへの出演には憧れがあったとお聞きしています。
そうなんです。今回新作が制作されるのを知って、オーディションを受けさせていただきました。それだけでもすごく光栄なことなんですが、実際に役が決まったと連絡いただいたのが、なんと自分の誕生日でして。最高の誕生日プレゼントだなと、めちゃくちゃに嬉しかったですね。一生忘れられない、人生でいちばんの誕生日になりました。
――すごい巡り合わせですね! けれど、憧れのあるシリーズだと、逆にプレッシャーも大きかったのではないですか。
単純に、ガンダムシリーズに出演できるワクワク感が強かったと思います(笑)。ただ、やっぱりすごく歴史の長い作品だし、ファンもたくさんいらっしゃるし、 日本のアニメを語る上では欠かせない存在なので、プレッシャーは感じました。これまで先輩方が繋いできたバトンを受け取って、絶対に素敵な作品を届けなきゃいけないっていう責任の重さがありますから。
同時に、主演の市ノ瀬加那さんがすごくしっかりされてますし、とても素敵なお芝居をされる方だと知っていましたので、安心感みたいなものもあったんですよね。
――今回、お芝居で大切にしようと考えられていたのはどんなことですか。
最初にキャラクターの絵や資料を拝見したとき、 自然なお芝居が合いそうだなと思っていたんです。私としても、いわゆるアニメらしい可愛いお芝居があまり得意ではないので、ヘンに作らず、自分の素の声を活かした表現がいいんじゃないかなと考えていました。実際に役が決まって他のキャストさんを見たときも、自然なお芝居をされる方が多いなという印象だったので、作品としても、そういう雰囲気のものを作ることへのスタッフさんの思いを感じました。
アフレコに入っても、キャラクターとしての個性はみんな際立っているんですけど、感情表現の仕方が人間くさくていいなって思っています。私が演じるミオリネ・レンブランは特に、自分の感情を隠さずストレートに人にぶつけるタイプの子なんです。なので、私も掛け合いの中で生まれてくる感情をそのまま役としてぶつけてみようと意識してますね。