■BGMは超名曲ばかり!
本作を語るうえで欠かせないのが、素晴らしいBGMのこと。各ステージのBGMは勇ましさの中に、どこか哀愁も感じられるような美しいメロディが印象的でした。各ステージ同じようなBGMに思えて、実は途中からまったく異なる曲調に変わっていくのも、とても好きな部分でしたね。
それと忘れられないのがボス戦のBGM。イントロからめちゃくちゃカッコよくて、テンションの上がる曲。この曲を聞くと、今でもボス戦の興奮がよみがえります。
当時のコナミのゲームミュージックは素晴らしいものばかりですが、『キングコング2』もとてもゲーム内容にマッチ。曲数こそ少なめですが、レトロなゲームミュージックが好きな人には、ぜひとも聞いてもらいたい名曲ぞろいです。
■コナミのオールスター入りも!?
のちに発売された『コナミワイワイワールド』(1988年発売)というコナミの人気キャラクターが一堂に会するお祭り的なゲームがありますが、その中に本作のコングも出演。コングの操作時やキングコング面のボス戦では、本作のBGMが使用されており、『キングコング2』のファンは「ニヤリ」としたはず。
ただし、その後に携帯電話用に移植された際、コングは『けっきょく南極大冒険』のペン太に差し替えられてしまいます。同じく映画が原作の『グーニーズ』のマイキーも『バイオミラクル ぼくってウパ』のキャラクターに変更されていたので、権利関係の事情があったのでしょうね。
それでもキングコングは一時はコナミを代表するキャラクターに選ばれるほどの輝きを示し、私にとって忘れられないキャラクターなのは間違いありません。
(文・まさまさ)