■ファミコン最後のソフトも『高橋名人の冒険島』

『4』では高橋名人もさらにポップな顔つきに

1991年に発売された『高橋名人の冒険島2』も鬼ムズでしたし、この手のアクションゲームが苦手な人には、単に難しいゲームという印象しかないかもしれません。特別ヘタではない人でも、がんばって中盤ぐらいまでは行けるので「けっこう遊べて詰んであきらめるゲーム」といったコースが王道だったのではないでしょうか。やはり苦手な人用に、救済処置で苦手な面を飛ばせるワープとかはあって良かったとは今は思いますね。

 このシリーズはその後もリリースが続き、1994年6月には『高橋名人の冒険島4』が発売されました。これは任天堂公認の最後にリリースされたファミコンソフトで、この年には12月にソニーからプレイステーションが発売されています。スーマリから1年遅れて生まれた『高橋名人の冒険島』。ファミコンに「横スクロールアクション」の名作ゲームは数あれど、個人的には『高橋名人の冒険島』に始まり、『高橋名人の冒険島』に終わったと言っても過言ではないと思っています。なお、3&4は、難易度がマイルドになっています。ファミコンからPSに時代が変わるにあたって、「やりごたえ」から「やりやすさ」に時代が変わっていったからかもしれません。

 ですが僕は、やはりこの死ぬほど難しい『高橋名人の冒険島』が好きです。WiiやWiiUのバーチャルコンソールでプレイできますが、Switchオンラインでも配信されることを願っております。

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